S04E02大学院

2020年2月からプロジェクト始動

タグ:税法大学院

緑茶(40代後半男性)の税理士試験の挑戦記録です。

理系学部と理系大学院をでて、ヘルスケア業界で働いています。
2019年4月から個人事業主となり、給与のほか、事業所得、雑所得も得るようになりました。
近い将来、法人化もしたいと考えながら、仕事を進めていました。
そんななか、自分の税金の申告作業をしていて、いろいろと疑問点がでてきました。
そうした疑問をひも解きたいという気持ちが、税理士試験への挑戦への動機となりました。
ただし、本業は、税務や会計と違う分野に従事していまして。
会計事務所での勤務経験も全くないため、情報不足の状態です。
できるだけ同志を得て、情報共有しながら切磋琢磨しながらこの挑戦を成就させたいと思っています。

▼ これまでの経過 :
2020年2月 プロジェクト開始。税法免除の大学院(仮称 S04大学院)を受験することを決意。1週間強で研究計画書など受験申請書類を作成。ダメもとで大学院入試に挑み、幸運にも合格。
2020年4月 税法大学院へ入学。
2020年8月 M1前期が終了。10科目(20単位)を取得。
2020年9月 酒税法の勉強を開始。

▼ 最近考えていること :
2021年夏の税理士試験の初受験を計画。
まずは、税法1科目の合格が目標。
早く確実に合格することを最重要ポイントとして、ボリュームの小さい税法から受験科目を選ぶことに。
「酒税法」「国税徴収法」「消費税法」から受験科目を検討。
暗記苦手だし。理系頭で計算なんかは好きなので。「酒税法」が最も好適かもしれないと判断。TACで酒税法の通信講座を受講。

大学院での税法2科目免除を予定。
しかし、そのあと、大学院で会計に関する研究を行い、会計1科目の免除も検討。

▼ 「研究計画書」の書き方
2020年2月 およそ1週間で「研究計画書」を作成。
筆記試験、面接試験を経て、税法免除のための大学院に合格しました。

▼ 用意する道具
(1) 租税判例百選 第6版 別冊ジュリスト判例百選 中里実ほか著 有斐閣出版
(2) 租税法 第23版 (法律学講座双書) 金子宏著 弘文堂出版
(3) 税法入門 第7版 (有斐閣新書) 金子宏著 有斐閣出版

私が主に使った書籍は上記のものでした。
他にも購入した書籍も少しありましたが、研究計画書の作成にあたって、ほぼ上記の書籍で済みました。
おそらくこれが必要最小限かと思います。

上記(1)(2)は主に研究計画書の作成に使いました。
上記(3)は入試当日まで、外出時に持ち出して第1章から順に読んでいました。
筆記試験や面接試験のときに、第1章~第2章あたりの総論部分がかなり役に立ちました。

【作業1】
研究計画書で必ず必要なのが上記(1)の書籍です。
この租税判例百選の中から、興味のある判例を1つ見つけ出すことが、第一の作業です。

【作業2】
興味ある判例を見つけたら、その判例をしっかり読んで理解します。
さらに、ウェブ検索を利用して、類似の裁判がなかったか、他の研究者が論文や文献を作成していないか調べます。
それらの中から、重要そうなものを抜き出して保存、整理しておきます。

【作業3】
上記【作業2】を読み込み、論点を整理していくなかで、思考もめぐらせ整理していきます。
まず、自分が何に興味を持ったのか。どこが興味をひかれる点なのか。
自分の意見はどうなのか。判旨に賛成なのか反対なのか。
また、修士課程で研究して論文を作成するにあたり、自分が取り組みたい問題は何なのか。
そういった意見や考えをだしていき、整理していきます。

【作業4】
大学院の受験要項に定められた字数、ページ数、文字フォントの指定、など形式を確認します。
指定された形式に忠実に書類を作成していきます。
まずは、「はじめに」、「取り扱う租税裁判の判例の紹介」、「先行研究の紹介と意見」、「論点の抽出と、自分の意見」、「2年間で研究したいことのまとめ」、などを項目だてて執筆していきます。
また、人の意見、先行研究、などには、必ず参考にした文献リストを付して引用を明らかにします。

【作業5】
ワープロで作成した研究計画書は、印刷をして、何度も読み直し推敲を加えます。
特に、他者の意見と、自分の考えを、明らかに分かるように区別されているかをチェックします。
また、他者の意見については、根拠となる文献と引用を明確に示せているかをチェックします。
誤字脱字がないか、定められた字数制限が守られているか、をチェックします。

だいたい、これくらいの作業ステップで作成しました。
私の場合、引用文献リストには、上記(1)(2)を含め合計5つくらいの文献数でした。

また、税法の研究では、法律解釈が主題となることが多いです。
他方、「こういう条文に変えるべきだ」「税の仕組みをこう変えるべきだ」という立法論は一般には不適切とされます。
さらに、税法の生み出す経済的な効果、経済的な分析を主眼にしたものは、税理士試験の税法免除のための修士論文として不適切とされています。
そのため、純粋な研究者の養成としての大学院ならいざ知らず、試験免除の大学院の研究計画書としては法律解釈という領域のなかで研究を行い、論文作成に取り組むべきであろうと思いました。

世の中にニーズがどれだけあるのかわかりませんが。
もし、税法大学院への受験のサポートを希望しているひとがいるのであれば力になれればと思ってもいます。

税法免除の大学院について、以下のようなyoutube動画をご存知でしょうか。
廣升健生さんという税理士さんが主催した座談会です。
税理士受験生に向けいろいろと情報発信をしておられ、大変参考になります。

実は、第1弾、第2弾、第3弾とあって。これをみて、税法大学院を利用するべきと思ったのです。
税理士試験を1度も受験した経験のない僕が、そう思いました。 笑
ちょっと長い動画なのですが。お時間あるときに、是非ご覧ください。

▼ 税理士試験 大学院動画第3弾現役生に聴いてみた大学院生活の話
https://www.youtube.com/watch?v=33Ok30SXeAU&t=1363s

▼ 税理士試験対談第2弾「修了生に聴いてみた大学院免除の話」
https://www.youtube.com/watch?v=1NWMJ6bEEVA&t=1737s

▼ 1 大学院で税法免除を選択した理由【税理士試験対談】
https://www.youtube.com/watch?v=MOrwC2Mlak8

2021年夏に税理士試験を受験しようと計画している。
自分にとっては、第1回目の税理士試験。
そこで「税法1科目の合格!」が目標。

というのは、2020年4月に税法大学院(S04大学院)へ入学。
うまくいけば、2022年3月に同大学院修了の予定。
確か、国税庁に税法2科目免除の申請を提出するためには、
「税法1科目の合格」+「税法に関する修士論文」が必要条件。
つまり、「税法1科目の合格」がなければ、税法免除の申請すらできないのだ。
これでは、大学院の修了(修士論文)の意味がなくなってしまう。

今後のイベントを時間経過順に書くと以下の通り。
試験に合格できるかは分からないし。相当に難しいと思うけれど。
やはり、ひとまず税法1科目に合格することはスケジュール上、とても重要。


(1) 大学院のスケジュール
2020年4月 S04大学院 入学
2022年3月 S04大学院 修了
2022年3月 国税庁へ免除申請を提出
2022年 秋 税法2科目免除の通知


(2) 税理士試験のスケジュール
2021年夏  第1回目受験 酒税法
2022年夏  第2回目受験 酒税法 簿記論 財務諸表論
2023年夏  第3回目受験 酒税法 簿記論 財務諸表論
2024年夏~ 同上
(合格するまで繰り返す)


▼ 総合スケジュール (1)+(2)
2020年4月  S04大学院 入学
2021年 夏  第1回目受験 酒税法
2022年3月  S04大学院 修了
2022年3月  国税庁へ免除申請を提出
2022年 夏  第2回目受験 酒税法 簿記論 財務諸表論
2022年 秋  税法2科目免除の通知
2023年 夏  第3回目受験 酒税法 簿記論 財務諸表論
2024年 夏~ 同上
(合格するまで繰り返す)


もろもろうまくいって、最短で2022年末までに税理士試験の突破が可能。
でも、そううまくいくはずはないでしょうけれどね。

今週はほとんど仕事がない。夏休み。
一方で、先週までで終わった授業の課題レポートがいくつかあったのでそれに取り組んだ。
月曜から木曜まで4日で3本のレポートを提出した。
暑い日が続く中、なかなか精神的苦痛ですね。特に法律系のレポートは書きにくい。
自由度が低いのか、それとも言葉の使い方が独特なので、気遣いのために疲れ果てるのか。
こんな調子では修士論文の作成も大変なことになりそうなことは用意に想像できる。

2021年に税理士試験を受けようと計画。
特に、税法1科目の合格を実現したい。
国税徴収法、酒税法、消費税法、のうちいずれかを受験しようと計画。
専門学校の講座に申し込もうと思うがどの講座を利用するか検討中。

M1前期の授業が8月上旬に一通り終わりました。
そして、幾つかの授業でだされた期末の課題レポートに取り組んでいます。
8月12日の時点で、課題レポートは残り2本残っています。今週中に提出まで終えたい。

予定通り授業の単位が認定されると、ほぼ10コマ(20単位)ほど認定されそうです。
そうなると、M1後期以降は、だいぶん履修数をへらすことができそう。

2021年の税理士試験受験を考えているので、税法1科目の勉強をはじめようかなと思っています。
まだ税法1科目の選択していないのですが。
候補は、「国税徴収法」「酒税法」「消費税法」のいずれか。
単に資格試験取得のための勉強なので。できるだけ合格する確度が高い科目がいい。
現時点では「国税徴収法」かなと考えている。
でも、本試験の日程的には、もうひとつ「酒税法」か「消費税法」を受験することもできる。
まだ勉強に手をつけていないから、こんな気楽なことが言えるのだろう。
たぶん、勉強やりはじめたら、大変すぎて2科目もできないとなってしまうのだろうな。

いずれにせよ。コロナ禍の中、通学の予定も大幅に狂ったM1前期だったけれど。
念のために多めに履修登録しておいたおかげで、単位数は想定通り取得できそうだ。

修士論文のテーマの選定と、資料収集についても、進めていかないといけない。

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